量子複雑性解析理研白眉チーム

理研白眉研究チームリーダー 桑原 知剛(Ph.D.)

研究概要

古典コンピュータ(または量子コンピュータ)を用いたときに、量子多体系のシミュレーションの計算複雑性を明らかにする分野はハミルトニアン複雑性(Hamiltonian Complexity)と呼ばれています。とりわけ、近年の量子コンピュータの量子超越性やNISQ(誤り訂正機能のない小型の量子コンピュータ)を用いた量子アルゴリズムの観点から、ハミルトニアン複雑性は量子情報分野において最も重要な研究対象の一つとなっています。本研究では、ハミルトニアン複雑性における数学的な未解決問題を解決していくことを目指しています。

お知らせ

8月5日に京都大学基礎物理学研究所で開催された研究会「量子基礎・量子情報の新展開」において、桑原が“Spectral Small-Incremental-Entangling Theorem”という題目で招待講演を行いました。

8月3日に、Donghoon Kimさんと桑原によるNature Communications掲載論文“Entanglement area law in interacting bosons from the Bose-Hubbard model to ϕ4 theory and beyond”について、理化学研究所からプレスリリース「極低温の量子もつれの広がり方に新しい統一理論」が発表されました。